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中国生活のスマホ事情。香港版iPhoneを選んだ理由

中国生活でスマホと電話番号が重要になる理由を紹介。日本番号と中国番号の維持、日本版・中国本土版・香港版iPhoneの違い、eSIM、物理SIM、技適、修理時の注意点までまとめます。

中国で生活を始めると、スマホは連絡用の端末というより、生活インフラに近い存在になります。

支払い、銀行、宅配、配車、フードデリバリー、ホテル予約、各種アプリのSMS認証。どれもスマホと電話番号がないと、かなり不便です。

日本にいると、スマホ選びは容量、色、カメラ、価格で考えることが多いと思います。でも中国留学や中国駐在、長期滞在を考えるなら、もうひとつ大事な視点があります。

それは、どの国・地域版のiPhoneを買うかです。

私が香港版iPhoneを選んだ理由も、性能やカメラではありません。日本番号と中国番号をどう維持するか、そして1台のスマホでどこまで無理なく運用できるかを考えた結果です。

この記事では、中国生活のスマホ事情を前提に、日本版・中国本土版・香港版iPhoneの違いと、私が香港版を選んだ理由をまとめます。

中国生活ではスマホと電話番号が生活インフラになる

中国では、電話番号がかなり多くのサービスと結びついています。

たとえば、WeChatやAlipayの登録、銀行口座、宅配、配車アプリ、ホテル予約、フードデリバリーなどで、電話番号やSMS認証が必要になる場面があります。

旅行なら一時的な通信手段だけでも乗り切れるかもしれません。ですが、留学や駐在のように数か月から数年単位で生活する場合、中国の電話番号を持っているかどうかで便利さが大きく変わります。

一方で、日本の電話番号も簡単には手放せません。日本の銀行、クレジットカード、証券口座、各種二段階認証などで、日本の番号が必要になることがあります。

つまり中国生活では、中国の番号だけでなく、日本の番号も残しておきたい場面が多いです。

ここで初めて、iPhoneのSIM構成がかなり重要になります。

日本番号と中国番号の両方が必要になる理由

中国生活で困りやすいのは、「通信できるか」だけではありません。

本当に重要なのは、電話番号を使った認証です。

中国側では、中国の電話番号がないと登録や本人確認が面倒になるサービスがあります。逆に日本側では、日本の銀行やカード会社、各種アカウントのSMS認証で日本番号が必要になることがあります。

そのため、個人的には次のような形がかなり使いやすいと感じています。

日本番号はeSIMで残す。 中国番号は物理SIMで持つ。 この2つを1台のiPhoneにまとめる。

もちろん、すべての人にこの形が必要なわけではありません。短期旅行なら旅行用eSIMやレンタルWi-Fiで足りる人もいます。

ただ、中国留学、中国駐在、長期滞在のように日常生活を作っていく場合は、日本番号と中国番号をどう維持するかを最初に考えておくと、あとで困りにくいと思います。

日本版iPhoneを選ばなかった理由

日本版iPhoneは、日本国内で使うなら一番分かりやすい選択肢です。サポート面でも安心しやすく、日本のキャリアで使うだけなら大きく困ることは少ないと思います。

ただ、中国生活を前提にすると、物理SIMを使えるかどうかが大事になります。

最近の日本向けiPhoneは、eSIM中心の構成が進んでいます。たとえばApple公式の日本向けiPhone 17 Pro / Pro Maxの仕様では、物理SIMカードには対応しない構成として案内されています。

日本国内だけで使うなら、それでも問題ない人は多いはずです。ですが、中国で現地の電話番号を長く使う場合、物理SIMをそのまま入れられるかどうかはかなり大きな違いになります。

中国では、通信会社の店舗で手続きしたり、本人確認をしたりする場面があります。そう考えると、現地番号は物理SIMで持てる方が安心だと感じました。

参考: Apple公式「iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Max - 仕様」

中国のeSIM事情は少し複雑

日本では、eSIMはかなり身近になりました。スマホ上で申し込んで、QRコードやアプリから開通できるサービスも増えています。

ただ、中国では日本と同じ感覚で考えない方がいいです。

Apple公式の案内では、中国本土でiPhoneのeSIMを使えるモデルや条件が限定されています。また、中国本土以外で購入したiPhoneを含むその他のiPhoneモデルでは、中国本土の通信事業者のeSIMプロファイルをインストールできないと説明されています。

つまり、中国で生活するなら「eSIMがあるから現地番号も簡単に入れられる」とは言い切れません。

特に長期滞在では、現地の電話番号を安定して使えることが大事です。その意味で、中国側の番号は物理SIMで持つ前提にしておく方が現実的だと思います。

参考: Apple公式「中国本土でiPhoneでeSIMを使う」

中国本土版iPhoneを選ばなかった理由

中国に住んでいるなら、中国本土版iPhoneを買うのが一番自然に見えるかもしれません。

現地で買いやすく、現地の物理SIM運用にも合いやすいです。中国国内だけで使うなら、分かりやすい選択肢だと思います。

それでも私は、中国本土版ではなく香港版を選びました。

理由のひとつは、Apple Intelligenceです。

Apple公式の案内では、中国本土で購入された対応デバイスでは、Apple Intelligenceの機能は現時点で利用できないとされています。今すぐ毎日使うかどうかは人によりますが、iPhoneを数年使うことを考えると、最初から制限があるモデルは少し選びにくいと感じました。

もうひとつは、日本番号をeSIMで残しながら、中国番号を物理SIMで使いたかったからです。

中国本土版は物理SIM運用には強い一方で、私が求めていた「日本番号はeSIM、中国番号は物理SIM」という使い方には、香港版の方が合っていました。

参考: Apple公式「Apple Intelligenceを入手する方法」

香港版iPhoneを選んだ理由

香港版iPhoneを選んだ理由は、SIM運用のバランスです。

私が重視したのは、次の条件でした。

- 日本番号を残したい - 中国番号も使いたい - 中国側は物理SIMで持ちたい - スマホはできれば1台にまとめたい - 日本、中国、香港、台湾、東南アジアなどでも使いやすくしたい

この条件で考えると、香港版iPhoneがかなり現実的でした。

性能が特別だから選んだわけではありません。カメラでも、色でも、価格でもありません。

中国生活では、電話番号の運用がそのまま生活の便利さにつながります。だからこそ、端末そのもののスペックだけでなく、SIM構成まで含めて選ぶ必要があると感じました。

香港版は、日本番号をeSIMで残しながら、中国側の番号を物理SIMで使いたい人にとって、ちょうどいい選択肢になりやすいと思います。

対応バンドは必ず確認した方がいい

海外版スマホを買うときに、意外と見落としやすいのが対応バンドです。

SIMが入るからといって、必ず快適に使えるわけではありません。スマホ側が通信会社の周波数帯に対応していないと、場所によって電波が弱かったり、通信速度が遅かったり、地方でつながりにくくなったりします。

特に海外版iPhoneを日本でも中国でも使う場合は、日本側の通信会社、中国側の通信会社、それぞれの主要バンドを確認しておく必要があります。

ここは機種や世代によって変わるので、購入前に必ず公式仕様と利用予定の通信会社の情報を確認した方がいいです。

参考: Apple公式「iPhone 17 Pro 技術仕様」

技適の確認も必要

香港版iPhoneを日本で使う場合、技適の確認も避けて通れません。

日本国内で無線機器を使う場合、技術基準適合認証が関係します。海外版スマホを日本で長く使うなら、技適マークの有無や自分の利用条件を確認しておいた方が安心です。

ここはSNSの口コミだけで判断しない方がいいと思います。

「みんな使っているから大丈夫」ではなく、自分の使い方で問題ないかを確認する必要があります。

短期滞在者の持ち込み端末などには一定の扱いがありますが、日本で長く使う前提なら、総務省の情報を確認しておくのが安全です。

参考: 総務省 電波利用ホームページ「海外から持ち込まれる携帯電話端末・BWA端末、Wi-Fi端末等の利用」

修理と保証にも注意が必要

香港版iPhoneを使う上で、もうひとつ気をつけたいのが修理と保証です。

画面交換のような修理であれば、大きな問題にならない場合もあると思います。ですが、本体交換になる場合は注意が必要です。

もし交換端末が別の地域仕様になった場合、SIM構成や利用できる機能が変わる可能性があります。

たとえば、香港版を選んだ理由がSIM構成にある場合、交換後の端末仕様によっては、自分が重視していた運用が変わってしまうかもしれません。

海外版を使うなら、AppleCare+に入るかどうかだけでなく、修理や交換時にどの地域仕様の端末になるのかも確認しておいた方が安心です。

参考: Apple公式「iPhoneの修理サービス」

全員に香港版をおすすめするわけではない

ここまで香港版iPhoneの便利さを書いてきましたが、全員におすすめしたいわけではありません。

日本国内だけで使うなら、日本版iPhoneで十分だと思います。むしろサポートや制度面を考えると、日本版の方が安心な人も多いはずです。

中国国内だけで使うなら、中国本土版が合う人もいると思います。

大事なのは、自分の生活に合っているかどうかです。

短期旅行なのか、留学なのか、駐在なのか。日本番号を残す必要があるのか、中国番号を長く使うのか。スマホを1台にまとめたいのか、2台持ちでもいいのか。

この条件によって、選ぶべき端末は変わります。

私の場合は、日本番号と中国番号を1台で使いやすくしたかったので、香港版iPhoneが合っていました。

まとめ

中国生活では、スマホと電話番号が思っている以上に大事です。

支払い、銀行、SMS認証、宅配、アプリ登録など、日常のあちこちで電話番号が必要になります。

だからこそ、中国留学や中国駐在、長期滞在を考えている人は、iPhoneを選ぶときに容量や価格だけでなく、SIM構成まで見ておいた方がいいと思います。

日本番号を残したい。 中国番号も使いたい。 できればスマホは1台にまとめたい。

この条件で考えたとき、私にとっては香港版iPhoneがかなり使いやすい選択肢でした。

もちろん、香港版には対応バンド、技適、修理保証など確認すべき点があります。何も考えずに買っていい端末ではありません。

それでも、中国で生活する予定があり、日本と中国の番号を両方使いたい人なら、香港版iPhoneという選択肢は一度検討する価値があると思います。

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