冬の長白山へ|天池・チケット・雪山体験の全記録
冬の長白山で天池を見てきた記録。チケットの取り方、VIPチケットの情報、馬ぞり・スノーモービルなどのアクティビティ、防寒対策まで実体験をもとにまとめています。

2025年1月、中国東北旅行の目的のひとつだった長白山を訪れました。天池を見るという目標は達成できたものの、道中はチケット取得に苦労したり、初日に山頂へ行けなかったりと、まったく予定通りにはいきませんでした。
それでも——結果的に「来てよかった」と心から思える場所でした。この記事では、チケットの取り方から実際の体験まで、冬の長白山をリアルに紹介します。
チケットは想像以上に難しかった
長白山で一番手こずったのが、山頂エリアへのチケットです。
チケットはWeChatのミニプログラム(「长白山」で検索)から予約できます。ただし、冬の人気シーズンは販売開始と同時にほぼ売り切れます。訪問の1〜2週間前から販売が始まり、決まった時間にチケットが放出される仕組みのようです。詳細は時期によって変わる可能性があるので、事前に最新情報を確認してください。販売開始時間になったら、画面に張り付いていないとまず取れません。
今回は初日のチケットを事前に取っていました。ところが当日の朝、「風が強すぎて山頂エリアに入れない」とまさかのキャンセル。翌日のチケットを取り直そうとしたら、すでに完売。血の気が引きました。そこからなんとか手を尽くして、ようやくVIPチケットを入手したんです。
VIPチケットは通常より値段が上がりますが、専用車と専任ドライバーがつき、各スポットで列に並ぶ必要がありません。費用は全部合わせて日本円で1〜2万円程度でした。時間の節約と確実性を考えると、VIPにして本当によかったと思っています。
**チケットの選択肢はふたつです。** - 朝5時にWeChat ミニプログラムで自分で取る(競争率高め) - VIPチケットを取得する(通常より割高だが、専用車・列なしで動けるため時間の節約になる)
また、長白山の山頂エリアは天候によって入場が制限されます。当日開放されているかどうかは、ホテルに聞くか、小紅書(RED)で「长白山」と検索すると、スタッフが「本日は開放/閉鎖」という情報を投稿しているので確認できます。
初日——山頂に行けなかった日の話
山頂が閉鎖になった初日。落ち込みつつ予定を変更して、山麓エリアのアクティビティを楽しむことにしました。これが、思いがけず最高の時間になったんです。
まず食べたのが、雪の中で売っていた羊の串焼きです。
極寒の雪山で頬張る串焼きが、とにかく美味しい……! 大げさでなく、今まで食べた串焼きの中で一番おいしかったかもしれません。「場所と状況で食べ物の味は変わる」を、文字通り体で実感した瞬間でした。
その後は馬ぞりと雪上バイクを体験しました。

馬ぞりは、雪に覆われた森の中をゆっくり進んでいく体験です。エンジン音もなく、馬の息づかいと雪を踏む音だけが響く——想像以上に静かで、心がほどけるような心地よさでした。
スノーモービルは打って変わって、かなり飛ばしてもらいました。正直、ちょっとだけ怖い(笑)。でも、結果めちゃくちゃ楽しかったです!
最後は、雪の森をひとりで歩いて戻りました。誰もいない雪道を、音もなく歩く時間。なんとも言えず心地よくて、旅の中でも一番印象に残っているシーンのひとつです。
2日目——天池と山頂エリア
2日目、ついにVIPチケットで山頂エリアへ向かいました。
車窓の景色は、山を登るにつれて一面の雪原へと変わっていきます。途中からは周りが雪壁になるほどの積雪で、その光景だけでも、もう来た価値あり。
そして山頂に降り立った瞬間——感じたのは「寒い」より「痛い」でした。風が顔に直撃すると、冷たいというより、痛い。露出している肌はあっという間に限界を迎えます。目出し帽とフェイスマスクは必須です。
ただ、その日は——晴れていました。

冬の天池は全面凍結していて、一面が白い雪原のように広がっています。夏の青い湖とはまったく別の景色。でも、これはこれで圧倒的でした。山頂を囲む岩肌と、広がる白の対比——写真では伝わりきらないスケール感に、ただ立ち尽くすばかりでした。
山頂エリアを見た後は、VIPの車で山の中の各スポットを回りました。

山の中腹にある滝は、冬は一部が凍りついて氷瀑になっています。風で雪が舞い上がる様子は、写真では到底伝わらない迫力でした。


温泉水が流れるエリアは、極寒の中でも水が凍らず、もうもうと湯気が立ち上っています。赤い橋と雪景色の組み合わせは、思わず足を止めるほど絵になる場所で、観光客もたくさん集まっていました。
冬の長白山へ行く前に知っておきたいこと
実際に行って感じた注意点をまとめます。
**チケットは早めに動く**。通常チケットはWeChat ミニプログラムで販売開始と同時に即完売します(訪問の1〜2週間前から販売開始、時間帯も決まっている模様)。詳細は変わる場合があるので、旅行前に最新情報を調べておくことをおすすめします。
**天候で入場が変わる**。強風や視界不良の日は山頂エリアが閉鎖されます。前日から小紅書(RED)で情報確認しておくと安心です。
**防寒は徹底的に**。山頂はマイナス20℃以下になることもあります。フェイスマスクと目出し帽で顔を覆うこと、手袋も防水・防風のものを用意してください。
**日程に余裕を持つ**。今回のように初日に入れないことは、決して珍しくありません。長白山は最低2泊できると安心です。
まとめ
冬の長白山は、トラブルも込みで楽しめる人に向いている場所だと思います。チケット取得の難しさや天候の不安定さはありますが、それを乗り越えた先に見える景色は——本物でした。
「いつか行こう」と思っているなら、早めに動くのがおすすめです。チケットも宿も、後回しにすればするほど選択肢が減っていきます。あの白銀の世界は、動いた人だけが見られる景色です。
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